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B.W.概要

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「BLACK・World.」について

  

BLACK・World.(ブラックワールド)は、 異世界を舞台にした
オリジナルファンタジー小説です。 各章ごとに、異なる時代・
主人公で物語が進みます。

『青の谷』という異世界を舞台に、 千年に一度、喪失の危機に
陥る“色彩”と、 色を取り戻そうとする人々のお話になります。

少しでも楽しんでいただければ幸いです。


 

「B.W.」とは

BLACK・World.を省略して、

B.W.(読みは“びーだぶ”または“びだぶ”)

と表記しています。 ブログなどでこういった書き方をしているものは、この物語のことを指しています。


 

青の谷の国々

地図

北の公国
シリート・スナイル公国

北部に位置する公国。別名、砂の公国とされ、
国土の多くは砂漠となっており、肥沃な大地に憧れている。

公家に連なる優秀な先見師(魔使い)たちが国の未来を予見し、
民を導いている国。
人々は、公家の始祖が遺した言を信仰している。

定期的に降る雨をためる池を中心とした町が点在し、
行商が行き交う。


西の王国
リドール・エール王国

西部に位置する王国。1章と2章の舞台。
王家の権力を何よりも絶対としている。

魔使いを脅威と位置付け、処刑しており、
公式には魔使いのいない国となっている。

3国の中でもっとも工業的発展を遂げているが、
スタール3000年代になると、
水が海に引き戻される現象が起こるようになったため、
水源確保に思案を巡らせている。


東の皇国
アイル・リー・クロナート皇国

東部に位置する皇国。別名、水の皇国。3章の舞台。
国土の大半は未開拓の森だが、土壌豊かで水にあふれる。

アイル皇国では、各町ごとに運営統治され、
それぞれ異なるルール・文化風習を持つ。
どの町も高い壁で外周をぐるりと囲み、
国が管轄する巨大な町門を唯一の出入り口にしている。

各町ごとの統治体制に阻まれ、皇国側の統率権限が薄いことが悩み。 町門に影響を与えられる魔使いを国で管理・育成し、武力とすることで補っている。


過去の森

「死者の魂が行き着く」とされる、北国と西国の間にある島。
すべての命は死後この島に集い、再会すると信じられている。
この生死観は3国共通であるため、不可侵の聖地となっている。


ガラスの泉

行ったものは誰一人として帰らないとされる秘境。
3国の中心にある海で、そこに何があるのか誰も知らない。
「異界の街があるのでは」と噂されるが定かではなく、
子供たちは「悪い子はガラスの泉に流すぞ」、
と言われて育つ謎の海。


3国の合間にある海はそれぞれ航海が難しい。

北と西の海域には、蟻地獄のような海渦。
北と東の海域には、死をつかさどる聖地の島。
西と東の海域には、荒波。東皇国側は断崖絶壁がそそり立つ。

また、3国の中心にある海、ガラスの泉が 誰も生きて帰らない
秘境であり、航路として成り立たなかったため、 国交は最低限度に留められる。

必要性がある時は、外側から大回りをして訪れるが、
航海技術が発達していないため、大変な労力を要する。


魔使い

不可思議な力、「魔」を扱う能力を持つ者の総称。
魔が流れる地脈からエネルギーを得、具現化する。
主に、使う「技術力」と、生まれ持った「資質」が優劣を決める。

「技術力」は、魔(エネルギー)に対して、いかに少ない媒介で
具現イメージを伝えられるかが問われる。 使い手の意識のみで魔に指令を与えることが、最も強力かつ、最高難度とされるが、 杖、言葉、図式など、これらの媒介を介して、的確に指示を与える使い方が一般的となる。
また、使う媒介によって、魔石使い、魔法使い、イリュージョニスト等、呼称が変わる。

「資質」は、生まれ持っての才能であり、体にどれだけの魔を蓄積できるかが優劣を決める。 体内に魔の地脈が多く張り巡らされているほど、地脈から吸い上げた魔を保持でき、 一度に使う魔の量が増え、強い力を操る能力に結びつく。

魔の特性として、地脈中を流れ続ける性質であるため、保持し続ける(流れを長く止める)と行き場をなくし、暴走する特性がある。
このため魔使いたちは、魔使いとして生まれた以上なにかしら魔を使い続けなければ(体内の魔の地脈に流れをつくらなければ)生きていけない。
また、魔は魔の地脈を持ったものにしか効力をなさないため、
同じ魔使い同士か、魔の地脈の通った物質にしか効かない。
そのため、使い手は制約の中でいかに目的を果たすか工夫が要され、そのセンスも能力のひとつとなる。


 
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